2022/11/07

(①のつづき)
<麻生先生との出会い、そしてFTPに参加して>
面識がなかったにも関わらず、突然の電話に対応してくれ、お会いしてお話しましょうと言ってくださった麻生先生。小田急線桜ヶ丘駅にある日本FTP協会の事務所で初めてお会いしました。
そこでFTPの講座を中心に、地域の中での取り組みについての話をお聞きし、「タッチ」を通じた子育てについて興味や魅力を感じました。
コロナ対策で、社会的距離を気にしながら子どもたちを遊ばせるというご時世であっても、親と子のふれあいやスキンシップは変わらずあり続けます。むしろ、こんなご時世だからこそ「タッチ」の意味について知ったり考えていくことは大切になるだろうと考えました。
娘を一緒に連れて行ったところ、ちょうど今度1歳児のFTPの連続講座があるから、参加して見ますか?と教えていただき、タイミングよく娘とFTPに参加することができました。
FTPの講座当日、他にも何組かの親子が参加されていました。子どもたちも自由に動いて、歩いて、泣いても、大丈夫な場。お部屋に入った時から、とても暖かくて安心感のある場だという感覚がありましたが、親も子どもも受け止めてもらえる家庭的な雰囲気が、そのままでいいよ。と言ってもらえている感じがしてとても居心地がよかったです。
講座では手遊び歌やわらべうたを親子で一緒に楽しみながら、「どんな風に」ふれあうか、「どんな風に」目を合わせるか、「どんな風に」子どもの反応をみるのかなど、やってみて実感しながら知ることができます。
その子その子によって、「これが好きなんだね」、「何回目が一番笑っていたね」など喜ぶポイントが違ってくるのもおもしろいです。ただ一緒に手遊び歌をするだけでなく、自分の子の個性をより知ることもできる場だと感じました。
また、親子のかかわりやふれあいについて、ロールプレイのワークが入る回もあります。普段私たちは親目線で子どもと関わっていますが、ロールプレイの中では子ども役をすることもあります。子ども視点になってみて初めて「ああ、こうされると、こんな気持ちになるんだ」と気づくこともありました。
ロールプレイの後、親同士で感想を言い合う場もありました。その時どんなことを感じ、どんな気づきがあったのかは人それぞれ違って、それでいい。一人一人の気づきの違いを聞くのも新鮮で、認めあえる、そんな場の空気感がありました。
講座の後は、家での遊びの中でも実践したり、日々のふれあいを大切にしたり、自分の子育てに対して自分で肯定できるような変化があったかと思います。
この講座での体験の後、トレーナー講座に参加しました。そして、連続講座や地域の商業施設等での単発講座にスタッフとして参加するようになりました。その中では回によって季節の歌や手遊び歌、呼吸法などのリラクゼーション、テーマに沿った関わり方のロールプレイ、親同士が話せる場などを組み合わせながら、参加してくれた親子のペースを第一に、ほっとできる場をつくる活動をしています。
毎回新しい出会いがあり、お子さんの笑顔や個性にもとても癒されます。自分がFTPに参加した時と同じように、お母さんの中で新しい気づきが生まれる瞬間もあります。お子さんの年齢と同じだけ、お父さん、お母さん歴を重ねてきているご両親。子どもたちだけでなくお父さん、お母さんも成長していく存在であり、実践者だと感じます。
これからも、FTPを通して親御さんとお子さんの関わり合い、ふれあいをより深められるような、安心感をもって子育てをしていけるようなお手伝いをしていきたいと感じています。
柏木 朋恵(かしわぎ ともえ)
公認心理師・臨床心理士
【略歴】教育センター、精神科、児童精神科での経験を経て、現在は児
仕事の傍ら、いくつかの子育て広場において、スタッフとして関わっています。
【関心のある分野】地域における子育て支援、予防的なメンタルヘ