2022/10/31
<子育て中に襲った新型コロナウイルスの流行>
私がFTPと麻生先生に出会ったきっかけの一つは、新型コロナウイルスによる閉塞感でした。
私と麻生先生は直接面識はありませんでしたが、私が卒業した大学院の学部で、麻生先生が現在教鞭をとられているという共通点がありました。
その当時、未知のウイルスである新型コロナウイルスが流行し始め、世の関心事とテレビのニュースはコロナ関係で持ち切りとなっていました。
まだはっきりしないことが多く、当たり前のようにできていた外出や人との交流が当たり前にできなくなった時期。
子ども達の過ごす環境にも影響は大きく、2020年春、学校や幼稚園、保育園などが一斉に休園となりました。
私は大学院を卒業後、臨床心理士として働いていましたが、2人の出産を機に仕事を辞め、当時は専業主婦として家事と育児が中心の生活でした。
幼稚園に入園する年の息子は休園の期間幼稚園に登園できず、気軽に外出することにも怖さがある時期だったので、ほとんどを家で過ごす日々でした。
毎日流れてくる様々な情報に翻弄されながらも、子ども達、家族を守るために情報を得なければと一人不安になっていた記憶があります。
その時の体験がきっかけとなり、地域で孤独感を感じている親子がもしいるならば、繋がりを感じられて、孤独・孤立を少しでも減らせるような場が必要なのではないか、と地域での子育て支援に関心を持つようになりました。
そうして自分にできることは何があるかを模索している中で、出身大学院でお世話になった先生に相談をする機会がありました。
「子育て支援に携わりたい」そんな思いを話す中で、その分野でまさに実践を重ねている先生がいるので連絡をとってみたらどうでしょうとご紹介いただいたのが、FTPを実践されていた麻生先生でした。
(私とFTP~出会い編~ 会員:柏木 朋恵さんの場合②へ つづく)
柏木 朋恵(かしわぎ ともえ)
公認心理師・臨床心理士
【略歴】教育センター、精神科、児童精神科での経験を経て、現在は児
仕事の傍ら、いくつかの子育て広場において、スタッフとして関わっています。
【関心のある分野】地域における子育て支援、予防的なメンタルヘ