私とＦＴＰ～出会い編～ 会員：PORCOさんの場合②

（①のつづき）

ＦＴＰについて伺いたいと問い合わせしたところ、大和市の施設の中で、これから赤ちゃんを迎えるプレママ・プレパパのためのFTPのイベントがあるとのことで、見学させていただくことになりました。５，６組の夫婦と、1人で参加されている妊婦さん、お子様連れの方もいらっしゃいました。保育士の方もいて、パパママと同じ部屋でお子様の相手をされていました。私は隅っこで見学するつもりだったのですが、どうぞ一緒に参加してくださいと、なかば強引に一人の参加者としてFTPを体験することになりました。

わらべうたを歌いながら手遊びをしたり、いくつかの実験的なワークでタッチ（身体接触や声掛け）のある場合とない場合の違いを試したり、特定の場面におけるいくつかのタッチワークの違いを試したり。夫婦はお互いを、それ以外の方もペアになった方を赤ちゃんに見立てて、手や身体を触りながらロールプレイングを行いました。

私も一緒に体験しながら、そのタッチの温かさと優しさのなかで、心地よさを感じ、身体がほぐれていくのを感じました。まるで、エステやマッサージを受けているような心地よさだったのを今でも覚えています。周りのご夫婦や参加者からも幸せホルモンが溢れ出ているのが分かりました。

そして、とても素晴らしいなと思ったのが、ワークやロールプレイングをしながら、感想を述べ合う場面があることでした。ファシリテーターと言われるスタッフの方がいて、参加者をいくつかのグループに分け、進行をサポートしていたのですが、「決して否定しない」、「いろんな感じ方、考え方があってよいのだ」と、すべて受け入れてくれる姿勢で寄り添っていらっしゃいました。

呼吸法とストレッチをし、子守歌を歌い、イベントは終了しました。座禅の後のように、すうーっと静かに身体が整うのを感じました。生まれてくるお子さんのことを思いながら参加していた方がほとんどだと思いますが、自分自身がリラックスできたり、夫婦でお互いの愛情を感じることができたり、とにかく素敵な時間だったと思います。

私は、「子どもを持つ親だけでなく、すべての人に体験してほしい」と素直に、そして強く思いました。

（私とFTP～出会い編～　会員：PORCOさんの場合③へ　つづく）